【声劇台本】ずっと聞こえていた『きみ』の声
読み手/○○ BGM/yua 台本/はしす
【声劇台本】ずっと聞こえていた『きみ』の声
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病んでるやんでれてるものが書きたくて。。フリー台本です。読む際は👏お願いします。
※語り手=君 なので君の性別と語り手の性別は同じ。
一人称性別変換⭕ 台本コピー⭕️
言い回し変化付ける程度なら大丈夫です。大幅改変書き足しは遠慮ください。
声劇台本
ずっと聞こえていた『きみ』の声
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「………もしもし」
コール音、コール音…コール音…。機械的なその音は私を落胆させるのには十分だ。呼び出し音が響くだけで一向に君は出てくれない。
「声…ききたいよぉ…聞かせて」
電話は繋がることなく切れてしまい祈りを込めて三度彼女の番号を押す。一回やって駄目なら何回でもやるよね。私が失恋したときも次があるって…こんなに可愛い私を振る男が軟弱なんだって…言ったよね、言ってくれたよね。
ちょっと、…ちょっとちょっとちょっとちょっと
24時間通話繋げたり
私のために仕事辞めて欲しいっておねだりしたり
いつもよりほんの少しわがままを言っただけ。
この言葉が繋がらなかったら…また一人になるの?
「がんばったのに…ひどいよぉ…悪いのは…君だからね。…私だって君を傷つけたくなかった」
私は『君』の右の手の甲にカッターを押し当てた。右手に持ったカッター、それは使い込まれて錆びている筈なのによく切れた。ゆっくりゆっくり、私は君に笑いかけた。
「あはは…はははっ、ははは!あっれー...可笑しいなぁ可笑しいよ なんで なんでかなぁ...なんで( こんなに 痛いの?)」
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