【朗読】夜にありて【声劇】
演者/あなたの名前 伴奏/四ノ宮りゐ「ammolit」台本/秋兎
【朗読】夜にありて【声劇】
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新年最初の投稿なので、高揚感のあるファイトソングっぽい物を書きたかった。
出来上がった今、なにか違う気がしています。
それでも、
あなたの声で色を付けてくだされば嬉しく思います。
コメントで教えて頂ければ全力で応援させて頂きます。
一人称、語尾改変などはご自由に。
キャプションの転載OK。
使用の際は、可能ならば作曲者様への拍手、コメントもお願い致します。
「夜に在りて」
赤い月が嗤う夜
居並ぶフクロウは物言わず
僕は影のみと連れ立って歩く
今宵、偉人の葬列からはぐれよう
一人きりここに宣戦を布告しよう
さあ自己憐憫をポケットに忍ばせて
僕は夜に在りて戦う者
存在証明を持たぬ者
あてのない旅路を行く者
傷痕を掻きむしり完治させぬ者
夜に在りて
踏み出す一歩が震えていても
夜に在りて
頬を無様に濡らそうとも
僕は僕の敵を狙い定め
容赦なく撃ち放つ
明日に震えて眠るより
赤い眼のまま脳を揺らす
僕は夜毎に脱皮する蟲
臆病の殻を破り
月の光で灰にする
そしてここに宣戦を布告しよう
月に吠える獣の如く
僕の敵に知らしめよう
眠れぬ夜を味方につけて
太陽を迎え撃つ
三千世界のカラスは皆殺し
夜に在りて戦おう
一人きりでも
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