【声劇】空っぽの金魚鉢【朗読】

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声劇と言うべきか、朗読と言うべきか…。 「虚無感」をテーマにした台本です。 みわたかさんから素敵なメロディをお借りしました❁¨̮ 台本は私で書いていますが一人称変えていただいて構いません！ 読み方はやりやすいようにどうぞ。 ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽―― 夏祭りに行くと よく子供が金魚をすくってきて飼う！って駄々をこねません？ 私もそんな子供だったんですけど… 小さい袋に1匹、その袋いっぱいにタプタプと 右手にぶらさげて このちいさな命は私のものなんだって 空っぽの金魚鉢に水道水を入れて その小さな世界に金魚を閉じ込めて キラキラと揺らぐ世界で ゆっくり…ゆっくりと尾ビレが揺らぐ姿に目が釘付けで 私が餌を上から零(こぼ)すと一生懸命口を動かすんです パクパク、パクパクって なんだが少し懐いた気がして でも机に伏せて見る金魚は丸々と大きくて 悠々としていてふてぶてしくて 上から見る金魚はなんだか小さく見えて、どこか寂しそうな姿で… 今は空っぽです 空っぽのまま部屋の隅に飾られています 机に伏せて見ても空っぽのままなんです ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽―― #声劇 #朗読 #月夜の台本