gg【完成】

★ヒロ【こま】× ☆マナ【ゆずれもん】

★「本当にこっちであってるんだろうな！？」 ☆「村の人はそう言ってたよ！あたしにあたんないで！」 ★「それにしても…っ敵多くないか！」 ☆「しかもめっちゃ固いよ！全然削れない！」 ★「レベリングさぼってたしなぁ…！！」 ☆「ヒロがめんどくさいって先急かすからじゃん！」 ★「野宿嫌だからってお前も賛成しただろーが！！」 (聞こえないフリをするように上の台詞に被せて) ☆「あーー早くかえりたーーい！！」 ★気がついたら、何故かゲームの世界にいて。 そこで初めて出会ったのはゲームのキャラクターでも何でもなくて。 ★「『mana＊haru』？」 ☆「……『ひろにゃん』？」 ★＆☆フレンドのプレイヤーだった。 (以下重なり合い、たたみかけるように) ☆「チュートリアルないの！？」 ★「文字読めないんだけど…」 ☆「コンビニが恋しい…」 ★「まっず！！回復薬まっず！！！」 ☆「死んだら帰れるのかな、なーんて！」 ★「ここで起きてることは遊びじゃないってことか」 ☆「怖くないの？」 ★「ゲームオーバーなんか、死んでもごめんだああ！！」 ☆「そっち行ったよ！」 ★「おらぁ！！」 ★誰かを思う優しさも ★「っ…おいマナ！先行け！」 ★立ち向かう強さも ☆「あたし達は2人で一緒に帰るんだよ！！」 ★この世界が教えてくれたんだ。 ★「はぁ…はぁ…後でやっぱ置いてけばよかったとかナシだぞ」 ☆「ははっ……ねえ、どっちが多く倒せるか勝負しない？」 ★「いいねぇ…負けたら？」 ☆「勝った方に課金アイテム贈呈！」 ★「…んじゃ、帰んなきゃだな！！」 (キーボードの音) (椅子にもたれる音) ★「………gg」 🍋🍋この女の子の設定🍋🍋🍋 何が流行ってるとか どこにインスタ映えするものがあるとか 誰が誰と付き合ってるとか 彼氏の話とか ほんとどうでもいいんだけど 一応周りに合わせて笑ってる自分。 親からは｢女は女らしく！｣って育てられてきた。 でも、本当の私は 男の子みたいに走り回りたかったし ケガとかしたって泥だらけになりながらも 思いっきり遊んだりしたかったし 一件ほんわか可愛らしく見られるけど 実はホラーとか大好きだし お化け屋敷とか行っても きゃーとか思わないけど 一応女らしく｢きゃー！｣って言っておくか。 みたいなやつだし、 あたりめ好きだし 焼酎好きだし 家に帰ったらスエットで ダラダラしてたいし そんな、自分が 唯一自分で居られるのが ゲームの世界だったの。 ゲームの世界は自分のなりたい姿になれる。 強くいられる。 だから、ゲームの世界に行きたいなぁ... なんて考えてたら... 気づいたらなぜかゲームの世界に入ってて フレンドが目の前にいて。 ゲームではものすごく強い私だけど、 実際の世界に入ったら 全然甘くない！！！！！！！ コマンドとかどこにあんの！？ どこに行ったって 私は私で。 結局どこに逃げたって 私が誰か他の人になれるわけでもなくて。 強くなりたいのに 強くなる努力もせずに生きてきた。 ヒロの足手まといになりたくないのに 絶対私、足手まといじゃん！！！ なのに、なんで？ 私が弱いんだよ？ なんでかばってんの？ なんでまた、私は守られてるの！？ これじゃ私、ゲームの世界に来たって 現実世界と何も変われてないじゃん！！！！ ２人で一緒に帰るんだよ！！！ ２人で倒すんでしょ！！！！！ 敵を倒してゲームクリアじゃなくて 人として成長したら クリアできるゲームに迷い混んだみたい。 って想像でやりました🙏 #声劇 #二人声劇 #掛け合い #声劇台本 #壱花の台本