音楽の価値
ケグルネク
音楽の価値
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楽曲を制作するためには様々な楽曲、機材、場所、人が必要。
●楽器
まず使用する楽器を購入しなければいけない。
バンドではドラム、ベース、ギター、キーボード、マイク。
この時点で300000円は超える。
オーケストラとなると同じ楽器をいくつも揃えるパートもあるので、1000000円は簡単に超えます。
●奏者・歌唱者
その楽器を演奏する人と歌う人への実演料が掛かる。
バンドでは最低4・5人。
仲間同士でやるなら免除されるケースがあるが、
レコード会社と契約されていたらレコード会社が数万円の出費。
オーケストラでは最低40〜50人。
勿論1人につき数万円掛かる。
●録音場所
間違いの無い音を届けるために、外で録音することは無い。
雑音が入っては商品にならない。
そのため、録音するための部屋「レコーディングスタジオ」で録音する。
1時間に数千円から数万円。
オーケストラとなると人数が収まらなければいけないので、その部屋も広くなくてはいけないため、その価格も上がる。
また「ワンテイク」で満足する音楽家は居ない。
リテイクを繰り返し、その中から1番良いものをマスターテープ(原盤)を製造する。
そのためレコーディングスタジオを貸し切る時間も長くなれば使用料も上がる。
●ミックスエンジニア
レコーディングスタジオで製造したマスターテープを磨きのある音質に変える人。
勿論ここにもその人に費用は掛かる。
それに加えてミックスする人はミックスするための機材、モニターで使用するスピーカーやヘッドホンを購入している。
約何十万円かは掛かってます。
nanaでいう録音後の画面でエフェクトや各パートの音量調整を決める作業。
●マスタリングエンジニア
ミックスされたマスターテープをCDや配信データに書き込んだときに生じる違和感を取り除くための音圧調整作業をする人。
勿論ここにもその人に費用は掛かる。
マスタリングする人もモニターで使用するスピーカーやヘッドホンを購入している。
約何十万円かは掛かってます。
自ら制作した楽曲を皆に聴いて楽しむために販売させるためには欠かせない工程。
これを欠かせると商品としての価値が劣る。
客観的な視点で作業することも要する。
ここまでの作業をして、たった1枚のアルバムの制作に掛かった過去最高額は120000000円。
販売のためにCDを複製するために掛かった額とは別です。
2019年5月30日にアンケートをして、
2019年6月7日にその回答をしました。
https://twitter.com/keglnek_/status/1136638787201540097?s=21
そのアルバムがどれかはわかりません。
しかし多額の費用を掛けたものを、今指先ひとつで楽しめる時代になっていることに自覚してもらいたいです。
1990年代から自宅でパソコンがあれば自身で楽曲を制作することも出来ます。
奏者、録音、ミックス、マスタリングに掛かる費用は大幅に削減出来ます。
しかし自ら作った曲を販売までするためには最低300000円は必要です。
ボーカロイドに歌わせた曲のほとんどは、既に300000円は投資しており、マイナスからのスタートです。
それを個人の範囲での使用は許されていました。
しかしnanaでは録音と複製が可能にも関わらず、その投稿を「個人の範囲」と勘違いされたかどうか知らないですが、問題のある投稿が後を絶ちません。
そのため楽曲をフル使用につき50000円と値段を付けた音楽家も居ます。
著作権の委託をしなければ妥当な金額です。
「再生数に応じて金を払うべきだよな」と仄めかすように言った音楽家も居れば
「金払え」と歌わせた音楽家も居ます。
「音楽なんて儲からないし」「歌詞なんて適当でいいよ」は記憶に新しい。
自分も仕事をする上で、最低限必要な道具は自分で買って仕事をして金を稼いでいるので、値が付いて当然としてます。
自分が仮にオリジナル曲を作って動画サイトへ投稿したら、その考えもあります。
値段が付けられた楽曲を自作伴奏であってもnanaへ投稿すると投稿者及びコラボされた方全員は著作者にその額を支払うことになる可能性が高いです。
楽譜もコード譜も耳で聴いても書けるものなので。
それを簡単に伝えられる時代にもなっているので。
まず曲を作った人の「楽譜を使用している」ということに気付いてください。
そのためnanaで音楽を楽しむためにはひとつひとつの楽曲の著作権がどうなっているか自己責任の元で確認が必要です。
令和という時代はお互い支え合って、皆がそれぞれ幸せになってもらう願いを込められた年号。
芸術を志している人達が平成の頃から歩み寄ってくれているのに、皆が歩み寄ることをしないのは理不尽。
どうすればいいか自身で考えてください。
この先、著作権を委託しない音楽家が増えていく傾向にあります。
充分注意してください。
音楽はビジネスです。
#普通ではない
コメント
1件
- ぽこすこいくつか誤解があると思います 一発録りとは、初テイクのこととは意味が全く違います 一発録りとは、全ての演者が一斉に演じ録音する作業のことを指します、したがってファーストテイクであっても 100回目のテイクであっても、一斉に演じ録音されたものは 一発録りです、対義語でパラ録りがあり、それは 楽器ごとやパートごとに各トラックに録音をしていき 完了させる方法です。 ミックスエンジニアの仕事は レコーディングエンジニアから渡された パラデータの複数トラックを扱います なのでマスターを扱うのとは違います 全ての各トラックをミックス(メイク)を施し 仮ミックスデータを作成します(勿論パラ) そこで一旦終わります その仮オケをレコーディングスタジオに戻します それを使用し 全てのボーカルをレコーディングします 全てのトラックが完成したら 再びミックスエンジニアが オケとボーカルを馴染ませたり各オートメーションを施し (一般的に)2ミックスという全部入りのステレオトラックを完成させます 一般的に2ミックスというのは、マスタリングエンジニアによっては、ステムマスタリングを好んで行う人も存在するので、そののうなエンジニアにはパラのまま渡すと思います 最後のマスタリング処理 これは音圧を調整する作業も含まれるけど 真髄はそこではありません 世にリリースするための完パケ最終仕上げで ダイナミクス、トランジェント、ステレオイメージの微調整、 (あくまでも依頼主からの要望を考慮した微調整) 必要であれば微細なボリュームオートメーション これらを施し、最後にマキシマイザーで必要なリミッティングを行い完成させます、依頼主からOKを貰うまで繰り返すか 複数パターンを作成したりします OKを貰えた物がマスターとなります 一般的に、ボーカルとそれ以外(オケバージョン)などを作成するようです。