声劇【失恋】
読み手〈海月〉台本〈もっふる〉
声劇【失恋】
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#1人声劇 #声劇 #失恋 #未練
#悲しい #友達 #別れよう
#優しい彼 #それがなにより残酷で
#嘘吐き #本当は違うこと
#嫌い #叶わない恋 #拍手返します
曖昧なままで終わる恋って
実は嫌われて振られるよりも
ずっとずっと残酷で
相手を引き摺ってしまう。
「好きだよ」
「ずっと一緒にいよう」
「僕には君だけだよ」
「愛してる」
そう言っていた彼
欠陥だらけの彼だったけれど
私も私なりに彼を愛し依存していた
でも物事に永遠などない
いつしか君の態度は変わっていった
「どうでもいい」
「仕事で疲れてる」
「言わずともやるのが当たり前だろ」
身体を求める時だけ優しくして
私やペットに当たるようになった。
仕事で疲れてるといいながら
毎日10時間以上寝て
機嫌が悪いと当たり散らす
私には約束を守らせ
自分は守らない
それがいつしか当たり前になっていた
私が居ても別の女の子のところへ
ただ見ていることしか出来なかった。
「別れよう?」
そう言ったのは私から
変化に気付いてから2ヶ月後のことだった。
私なりに努力して料理やお洒落をした
でも彼は変わらなかった。
止めることもなく
彼は「どうでもいい」と一言。
「私は貴方を好きだけど貴方はあの頃と違う
今の貴方にら愛情を感じられない。」
そう言った私に彼は一言。
「別れるのはいいけど
お前の身体は失いたくない。セフレは?」
衝撃的だった。
いつからか私はそんな風に思われていたなんて。
それでも嫌いにはなれなかった
振り絞って出した答えは「ごめん、無理」
それが精一杯だった。
別れたあとも期待させる言葉を残す彼
「荷物は1度持ち帰って欲しい」
「好きかどうかわからない、でも嫌いじゃない」
最後まで「嫌い」の一言は聞けなかった
友達伝いに聞いた彼のこと。
たくさんの女の子に声をかけているらしい
恋人がいる子にも声かけてをしていて
迷惑がってる子が多いことも。
彼は私をキープしながら
次を探していたことを知った
彼が寝ている間に荷物を取りに行った
私との思い出は消え
荷物はたくさんの袋に詰められていた。
足元には巨乳もののエロ本
その時私は私の胸が好きで付き合ってたこと
気持ちが冷めたそのあとも
私と別れる程じゃないと言っていた理由
それが繋がった気がした。
愛されてたのは私自身じゃなくて私の胸。
身体の相性が良かったから
手放したくなかっただけだったこと
泣くしか出来なかった。
今もその曖昧な彼との連絡は続いている
全てが終わるまであと少し
私は彼の人形だった
お耳汚し失礼しました。
そういえば別の機会がありまして
nanaで私を知っている方に
「貴方が毎回書いてる長文好きだよ」と
お褒めの言葉をいただきました。
実話そのままだったり
その時の感情を
素直に書いているものなので
文脈ぐちゃぐちゃで
言葉選びも変だったり特殊な部分があり
拙い文だなぁと思っていたので
とても嬉しかったです。
ありがとうございます(´ω`)
この場を借りてお礼申し上げます
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