「それ」はフランボワーズの香り
〇「ロルク」 ●『kuro』
「それ」はフランボワーズの香り
- 21
- 1
- 0
……………………………………………
(セリフ後半から被るように早足で)
〇泣きたいのならば泣けばいい
●死にたいのならば死ねばいい
〇愛したいの?
●恋をしたい
〇愛されたいの?
●さあ?
〇君からは、酷くフランボワーズの香りがした
(普通の掛け合いに戻ります)
「死ね…死ね死ね死ね死ね死ねっ!!」
『けほっ…ぐぽっ…』
「あんたなんてあんたなんてあんたなんてっ…!」
『…チトセ』
「煩い!!」
『愛してるよ』
「嘘だ」
『本当に、』
「嘘だ!!」
「今日も可愛いね、チトセ」
「……だまれだまれだまれだまれ!!」※1
『けほっ…。ねぇ、僕を殺してどうするの?』
「ああ…?」
『好きだよ』
「うる、さいっ」
『ずっと愛してる、これからもずっと』※2
「くっ…」
●君が僕を殺したいなら
君が君を壊したいなら
キスでその口を塞いで、首も絞めて殺してあげよう
だから君もそうしてよ
『そうやって幸せで…』
幸福な終わり方だろ?
●〇君の唾液は、フランボワーズの香りがした
……………………………………………
『…あ』
『また、こっちに戻ってきちゃった』
〇「ロルク」…チトセ
●『kuro』…コウタロウ
#名前のない物語 #声劇台本 #掛け合い声劇 #ぶんたんの台本
コメント
まだコメントがありません