【短編小説】夏祭り②
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】夏祭り②
- 106
- 5
- 1
【短編小説】夏祭り①
https://nana-music.com/sounds/04376cf4/
【短編小説】夏祭り③
https://nana-music.com/sounds/03ee0474/
【短編小説】夏祭り④
https://nana-music.com/sounds/03f6a953/
【短編小説】夏祭り⑤
https://nana-music.com/sounds/03f82b68/
【短編小説】夏祭り⑥
https://nana-music.com/sounds/03f9abc0/
【短編小説】夏祭り⑦
https://nana-music.com/sounds/03fa6a4e/
【短編小説】夏祭り⑧
https://nana-music.com/sounds/03fb2849/
【短編小説】夏祭り⑨
https://nana-music.com/sounds/03fbee3b/
【短編小説】夏祭り⑩
https://nana-music.com/sounds/03fd8e64/
【短編小説】夏祭り⑪
https://nana-music.com/sounds/03ff66e4/
【短編小説】夏祭り⑫
https://nana-music.com/sounds/03fff12c/
【短編小説】夏祭り⑬
https://nana-music.com/sounds/0400cea5/
【短編小説】夏祭り⑭
https://nana-music.com/sounds/0401b292/
【短編小説】夏祭り⑮「最終回」
https://nana-music.com/sounds/040298c1/
【短編小説】夏祭り②
友達と約束した花火大会に向かう途中、僕は幼馴染の女の子と遭遇した。そして彼女から声を掛けられたのだ。彼女の名前はサツキ、小学生時代からの幼馴染だ。
サツキは花火大会の今日、浴衣姿に草履を履いて来ていたのだが、草履の鼻緒が切れ僕に助けを求めて来た。
彼女の視線を感じた僕は、頭の中が真っ白になりながらも、彼女の方へと人混みを掻き分け近づいて行ったのだ。
するとサツキから、こんな言葉を掛けられた。
「ハヤトくん、久しぶり。わたしの草履の鼻緒が…」
そう言うとサツキは僕に、自分の履いていた片方の草履を僕に手渡したのだ。僕は草履の切れた部分を観て、サツキにこう言った。
「サツキ… 慣れない草履、履いて来るからだよ! しょーがない…」
こう言って僕はポケットからハンカチを出し、鼻緒の切れた部分を直していた。その間、サツキの右手が僕の左肩に寄りかかり、僕の心臓の鼓動はドキドキしていたのだ。
そして、この鼓動をサツキに気づかれないか、僕は気が気ではなかった。
つづく…
【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇)
https://nana-music.com/playlists/2444969/
【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
https://nana-music.com/playlists/2223311/
【作家】
小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽)
《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com
※詩・和歌・俳句(川柳)・絵など無料にて、ご覧頂けます。
※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。
#声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り
コメント
1件
- 又三郎さん 此方こそ、有難う御座いました🎶