【声劇台本】地球さんは言いました
朗読者様
【声劇台本】地球さんは言いました
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台本に目を通してくださった皆様ありがとうございます
【本編】
あるところに水星さんと火星さんと地球さんと太陽さんがいました
ある時火星さんがいいました
「地球さん、最近上下にある白い所が少なくなってないかい?」
「そうなんだ。困ってるんだよ」
水星さんも言いました
「地球さんは僕ほどじゃないけど暑そうだね。」
「うん。ココ最近暑いんだ。」
太陽さんは申し訳なさそうに言いました
「俺の光のせいで色々困ってるんだろ?ごめんな。」
すると水星さんは
「そうだよ太陽さん。暑いんだよ。」
太陽さんは答えました
「ごめんなぁ。まあ、お前は位置が位置だから仕方ない」
地球さんは言いました
「大丈夫だよ。太陽さん。元々は全然大丈夫だったんだ。あなたの光を弱めるバリアが壊れちゃったんだよ。」
火星さんは聞きました
「なんで壊れたの?」
太陽さんは言いました
「なんでなんで?」
水星さんは言いました
「辛いよね。紫外線とか。」
地球さんは言いました
「僕の中に長いこと住んでて1番偉い生き物が好き勝手なことしてるんだよ。」
火星さんは言いました
「何してるの?」
「他の生き物を殺したり、自分達も殺しあってるんだ。愚かな生き物だよ」
太陽さんは言いました
「俺の光もか?」
「うん。奴らは汚い物質で僕を汚すんだ。正直我慢の限界だよ。」
火星さんは言いました
「そうなんだね」
地球さんはハッキリ言いました
「だから僕、そろそろ無くそうかと思うんだ。『人間』を。」
火星さんは言いました
「それは良いけど、ほかの生き物はどうするの?」
地球さんは笑いながら言いました
「大丈夫。『人間』だけだよ。消すのはね。」
地球さんは今までの人生で1番ニコニコ笑っていました。
【設定】
地球さんの本音を勝手に考えてみました
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