青い空は
橋本のぶよ
青い空は
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1945年8月6日午前8時15分
この日時を見て、パッと何の日かわかる方がどれだけいるだろうか?
この歌を聴いてくださった方の中に、この歌を知っていて聴いてくださった方がどれだけいるだろうか?
広島に原子爆弾が投下された日である。
私は戦争を知らない。
知っているのは、祖父祖母を含む被爆者の方から聞いたことだけ。
何を偉そうにと思われる方もいるだろう。
けれど、私達には戦争というものがあったという事実を語り継いでいかなければならないという使命がある。
この歌もそのひとつ。
広島、長崎で育った方はこのタイトルを見てパッとメロディーが頭をよぎったのではないだろうか?
逆に、それ以外の地域ではほとんど知られていない。
とても残念に思う。
広島、長崎では小学校で必ずと言っていいほど、夏になると毎年歌う歌である。
戦争の悲惨さ、後に残る悲しみ…私だけではないと思う、この歌を歌う度、涙がこぼれそうになるのは。
✼••┈••✼••┈••✼
青い空は 青いままで
子どもらに 伝えたい
燃える 八月の朝
影まで 燃え尽きた
父の 母の 兄弟たちの
命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて
青い空は 青いままで
子どもらに 伝えたい
あの夜 星は黙って
連れ去って行った
父の 母の 兄弟たちの
命の重みを 今流す灯篭の 光に込めて
青い空は 青いままで
子どもらに 伝えたい
全ての 国から
戦(いくさ)の火を消して
平和と 愛と 友情の
命の輝きを この堅い握手と
歌声に込めて
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何もできないけれど、一日でも早く、世界中から争いが消えて、平和な世の中が訪れることを願って……
#青い空は
コメント
5件
- まあてい印象って大事ですよね 。 僕も子どもの頃って、死とかってよくわからないで過ごしていたけれど、一発の爆弾でどれだけの方が亡くなられたか、考えてゾッとしたこともありました。
- まあていコメントありがとうございます。 おっしゃる通り、全く同感です。 なのであえて、サウンドのキャプションの最後の一文には「戦争」という言葉ではなく「争い」という言葉を選ばせていただきました。 平和な日々を送っている私たちの見えないところで、争いに巻き込まれたり、飢餓に苦しんでいる人々がいることを忘れてはなりませんね。
- まあてい
- まあてい知っていらっしゃいましたか! ありがたいことです(●´ω`●) ホントに県境をひとつ超えてしまうだけで、この曲の知名度はグンと下がっちゃうようで、少し悲しく思います( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
- ペン太(パパ)ありがとうございます。ただ、感謝です。僕は広島で産まれてずっと広島で育ちました。もちろんこの歌も知っています。綺麗事と思われるかもしれませんが、このような形で繋いでいただけるのはすごくありがたい事だと思います。平和の中で産まれて育ってきた僕達の世代から、その後の世代まで語り継いで、歌い継いでいく事こそ大切な事です。nanaにも素敵な人は溢れていますねヾ(@⌒ー⌒@)ノ