【声劇台本】式になった日【コラボ用】
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【声劇台本】式になった日【コラボ用】
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かつてわしが唯一主と仰いだ
呆れた馬鹿の話じゃ
とある陰陽師の名家に生まれた康光
類稀なる才に恵まれており、歴代でも一二を争うほどであった
15歳になると式を見つけ、従える事が陰陽師としての最初にすべきことである
だが、康光は式を作らなかった
行使する術の才は飛び抜けていても、式を従えなければ、陰陽師としては落ちこぼれと称される
結果として、その才への嫉妬も合わさり、周囲からの風当たりが強くなった
ある時から、康光は度々姿を消すようになった
以前偶然見かけてから、ずっと気になっていた者がいた
その者が、鬼
妖怪の中でも比較的上位に位置する
鬼は忌諱され、祓う対象だとも言われることもある
だが、他者の意見で意思を変えるつもりの無い彼は何度も勧誘しに行き、その度に断られ追い返されていた
さて、今日で何回目だったか
・鬼
女性、年齢は不明
現状、名前は無い
理由は無くて困ることも無く、呼ぶ者もいない為
退屈な日々を過ごしていたため、康光が来るようになってからは、追い返してはいたが楽しかったようである
・康光(ヤスミツ)
名のある陰陽師の家系の息子
純粋でマイペースな性格
兄弟はおらず、長けた才に驕ることはせず修行に励んでいた
しかし、術自体は面白いと思っており自分から進んで学んでいたが、勤めやしきたりには興味が無かった
その為に周りからとやかく言われていたが、気にもしていなかったらしい
式を従える気は無かったが、ある日見かけた鬼に一目惚れし、口説きに行った
式になってもらえれば、ずっと一緒にいられるからという理由からだったようだ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
康光→「」
鬼→『』
「私の式になってはくれないか?」
『…まったく
毎度懲りぬのう』
「勿論だ
諦めるつもりは無いからな」
『何度も言っておるじゃろう
なるつもりは無い』
「そこを何とか」
『はぁ…ぬしも物好きじゃな
わざわざ鬼を使役しようなど…』
「それは…
!危ない!!」
『……な…何をやっておる!
死ぬつもりか!』
「いや、すまない
助けようと思ったのだが…
…助かった」
『…脆い人間が鬼を助ける?
ふざけておるのか
ぬしごとき人間がアレをくらえば
無事で済むはずがなかろう!』
「…たしかに、私は弱い人間だ
お前が助けてくれなければ
死んでいただろう
だがな、私はお前を護りたいのだ」
『はぁ?
何をふざけたことを…』
「いや、私は本気だ
お前の事は私が全力で護ろう
だから、弱い私を
お前に護ってほしい
改めて問いたい
…私の式になってはくれないか」
『……
ふ…馬鹿だとは思っておったが
ここまでとはな
…よかろう、わしの負けじゃ
よろしく頼むぞ
主殿』
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間を取りすぎると間に合いません
それどころか、少し早めに読まないと入り切りません
…この馬鹿は毎度何しているのだろうね
余裕があるつもりで書いてたのに、いざ読んでみたら間に合わないというね…
あれだね…読みたい内容にするからだね
アレンジ、アドリブご自由にどうぞ
あ、勿論性別変えるのも構わないよ
例えば主殿を女性にするなら、女の身で才を示したため非難、軽蔑されてきた、力ではなく心許せる友が欲しかった為に鬼を勧誘しに行った…とかね
あるあるなネタ?
僕が読んでみたい内容なうえに、発想力が乏しいのだからしょうがないね( ‐ω‐)
そして、こんな主人公を書いたことは初めてで凄く新鮮だよ
正直に言います
今やっているスマホゲームに感化されました(キリッ
数年前、当時唯一ハマってやっていたスマホゲームがあったのだけれど、携帯が壊れてデータがとんで辞めることになったことがあったんだ
一年近くやってたからね…ショックが大きかったのもあるけど、気に入って使ってたキャラは全員イベキャラだったし、もう手に入らないかもと思うとね…
でも、最近同じ絵で同じ世界観のスマホゲームの日本版がリリースされて、即DLしちゃったよ
話の内容は昔の方が段違いでよかったけどね
…もう一度あのイベの話が読みたいな
人形の塔の話が一番好きだったんだ
今でも忘れられないや…アンバー、ジャスミンちゃん、バニラさん…
オベロン様の話も良かったけどね
あ、もし思い当たる人がいたら、遠慮せずコメントしてくれると嬉しいな
#声劇 #台本
#シュリオリジナル #シュリBGM
コメント
4件
- chiyoお借りしました✲*゚
- ヒロ志※休日…お借りしました!
- ソラニン借りました!!m(__)m
- 此上 隼太お借りします