nana

【声劇】怪しい商人+惡しき狼=事変の幕開け
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──何だか面白そうな事になってきたね、ナタ。 ▽────▼────▽────▼────▽ 台本のあらすじ: 流天からの伝令を受けて、都に迫る危機を知らされた怪しい商人のナタは、シロガネからの情報をもとに不審な荷物が運び出された港へと足を運ぶ。漣だけが聞こえる閑散とした一帯とは裏腹に、厭に人の気配を感じる小屋をナタは見つける──。 【注意】この台本はシリーズ作品となっています。当台本単体でも声劇をお楽しみ頂けますが、ストーリーを把握されたい場合は是非前作からご確認ください。 ▽────▼────▽────▼────▽ 台詞振り分け: ★:怪しい商人(鉈ナタ) ☆:惡しき狼(狼フェン) ★「適当に調査実績だけ作って帰るつもりだったが……何だ?ありゃあ。閉めきったプレハブに見張りが二人……見かけは漁師だが、懐に何か隠し持ってやがる。つー事は……」 (途中から下駄の足音) (扉を蹴破る音) (BGM挿入) ★「"黒"だな」 (オフィスチェアを向き変える音) ☆「なーんだ、もう嗅ぎつけられたのか〜……って、あれ?」 ★「ああ?その声、お前まさか──」 (跳躍して斬りかかる音) ★「──フェン!」 (半歩下がる下駄の音) (納刀する音) ☆「あは!誰かと思ったら、商売敵(ガタキ)のナタじゃないか!」 ★「ハッ。マフィアのガキと商売敵になった覚えは無いがな」 ☆「つれないなぁ。幾度と衝突し合ってきた仲じゃないか」 ★「そんな事はどうでもいい、なぜお前がここにいる?いつの間に、魔女なんかと手を組み始めたんだ」 ☆「まさか。一時的なビジネスパートナーだよ。そっちこそ、どういう経緯でここに来たの?君みたいなただの民間人が来るだなんて、予定には聞いていなかったんだけど……ああ、そういう事か。君が"流天(ルーテン)の遣い番"ってわけね!」 (銃を構える音) ★「オイオイ……」 (二発の発砲音) ☆「フフン……ん?」 (銃弾が床に散らばる音) ☆「えぇっ、嘘でしょ?弾丸キャッチなんて、アメコミヒーローじゃないんだよ?」 ★「どうやら、お前を"敵"と判断していいみたいだな」 ☆「だから、最初から言ってるじゃないか。"僕達は商売敵だ"ってね!」 ▽────▼────▽────▼────▽ あとがき:  皆さんこんにちは。台本を書かせていただいています、七梨と申します。  今回は怪しい商人シリーズの5話目となります。戦闘シーンはしばらく書かないとあとがきに書いてワンクッション、なぜもう彼らは戦っているのでしょうか。  今回も新キャラの登場です。マフィアの狼、フェンです。可愛い狂人キャラをいつか書きたいと思っていたのでこの機会に登場させる事が出来て大変満足です。  人間と流天陣営と魔女陣営による、都を賭けた三つ巴。いよいよ、事変の幕開けです。  それでは、一緒に都を救いましょう。次回もよろしくお願いします。 *閲覧ありがとうございました *素敵なBGMお借りしました(Taiko Warrior/MFP様) *素敵なSEお借りしました(効果音ラボ様)

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