【声劇台本】星の海図書館

【音楽】Zzz.様【声】あなた様【台本】青木 街

星影の世界で待っている。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台詞】 星の海の図書館は 宇宙に浮かんだ暗がりの星にある。 ここには僕ひとり。 誰も知らない、僕の大切な場所。 （01.09~） ここはいつでも真夜中。 ひとりでいるのはとても寒い。 でも、空が綺麗に見えるから、 冷たいのは嫌いじゃないんだ。 （00.53~） 硝子瓶の中で鉱石が星色（ほしいろ）に輝く。 藍色の空を夜汽車（よぎしゃ）が走っていく。 どこか遠くから聴こえるクジラの歌は 波紋のように宇宙を青く染めて、 僕を、この星の孤独から拾い上げた。 （00.27~） きっと、あの汽車には誰かが乗っていて この広い空のどこかには『町』なんてものがあるかもしれない。 数億年後でもいい。 どこかへ行きたい。僕は、誰かと会いたい。 だから星に願うんだ。 「僕を見つけて。」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台本についてのお願い】 台詞のコピーと貼り付けはお控えください。 コラボの際は音源主様の方へ何かしら反応して頂けると幸いです。 こちらの台本の音源は自作のものではなく、お借りしているものなので他アプリでの使用は控えてください。 よろしくお願いします。 ✉️ お久しぶりの台本投稿です。 スランプなかなか抜け出せませんが、 そんな中でも出来たお気に入りのお話です。 大きな星の影にある、小さな秘密の星。 光は届かないし、寒いし、町もないけれど 心優しい少年と、たくさんの本と、美しい宙がある。切なくて穏やかな世界を想像しました。 台本のどこかでクジラは登場させたくて今回書けたので嬉しいです。 #街のほんだな #声劇台本