【声劇】白猫と夏の星空【1人声劇】

読み手:そらいろ　台本:Rion

続けて3話、読ませていただきました🌼 すてきな台本、BGM、ありがとうございました✨🐈 ------------ 僕は人が信じられなくて 世界との関わりを絶った。 孤独が無限に続く六畳間。 でも…最近 夜になると、あいつがやってくる。 こつこつと窓を叩く音。 仕方なく開けると、いつも通りに白猫が入ってきて 「相変わらず君は暗いねえ。月の光でも浴びたらどうだい？」 彼はいつも通りに話しかけて来る。 そして今日も、窓の外に出て 屋根の上から、夏の星空を見上げる。 僕でも知ってる星座、北斗七星が瞬いている。 「ねえ？僕を信じてさ。30歳までは生きてみない？ それまでに何にもいいことがなければ、 生きるのをやめたっていい。 でも、僕のことを信じてみないかい？」 …それから10年が過ぎた。 あの時の言葉を信じて、僕は30歳になった。 たいして面白い人生じゃないけど、 幸せは小さな形で、無数に存在しているのだと知った。 だからきっと、これからも生きていくのだろうな。 10年前、白猫の姿を借りて現れた天使に 僕は心の中で「ありがとう」と呟いた。 ✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼ #Rionの台本 #Rionの体験談 #声劇 #朗読 #声劇台本 #声劇台詞 #声劇用台本 #声劇コラボ用 #一人声劇 #一人声劇台本 #一人用 #一人朗読 #ひとり声劇 #台本 #泣ける #孤独 #一人用台本 #一人用声劇台本 #切ない #猫 #白猫 #北斗七星 #星空 #月夜 #孤独 #絶望 #演技力 #コラボ待ち #コラボ大歓迎 #コラボ待ってます #四ノ宮りゐオリジナル