【二人声劇】海泣きの人魚姫

読み手: 台本:読み手

▶︎「」 ▷『』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ▶︎「君、また来たの？」 ▷『…まあね、あんたも一人じゃ寂しいだろ？』 ▶︎「私、人魚だよ？怖くないの？」 ▷『俺のこと食ったりするの？』 ▶︎「しないよ、まずそうだし」 ▷『じゃあ怖くない、あと俺はたぶんうまい』 ▷閉鎖的な村の中で生まれたよそ者の息子 ▶︎人魚の王を裏切った罪人の娘 ▷『俺たちって似てるのかもな』 ▶︎「かわいそうな爪弾き者ってところが？」 ▷『…誰も俺たちを見ようとしないところがさ』 ▶︎「…ねえ、私歌うまいの 聴いてってよ」 ▷『マジで？あんたの歌独り占めなんて贅沢だな』 ▶︎私は君に似てないと思うよ だって君さえ見てくれるなら、 それでいいと思ってしまったから ▷『はぁ…はぁ…早く…逃げろ…』 ▶︎「どうしたの！？ひどいけが…！」 ▷『あんたのこと見られてたんだ… しらを切ったらこのざまさ…もう、ここには来るな…』 ▶︎「君はどうなるの！」 ▷『さあな…行ってくれ あんたを知ってる人間は俺だけの方がいい』 ▶︎「…ごめんなさい」 ▷ある夏の日 一人の男が謎の失踪を遂げた後 町に海鳴りが響くようになった ▶︎人々はその町を人魚の泣く町と呼んだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー #台本 #砂糖水の台本 #声劇 #声劇台本 #シリアス #コラボ歓迎 #ファンタジー #人魚 #恋愛 #2人声劇 #悲しい #切ない #二人声劇 ご自由にお使いください #米良美一 #久石譲 #もののけ姫 #yua