(声劇):『橋のむこうへいくきみに』
台詞:しぐれ 朗読: 伴奏:なべこ@ぴあのうた様
台詞:しぐれ 朗読: 伴奏:なべこ@ぴあのうた様 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一人称のアレンジなどは自由です。 読みやすいように読んでいただけたらと思います。 コラボお待ちしてます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 電話のコール音が鳴り響く。 携帯にはきみの名前がしるされている。 ぼくが電話に出ると きみは震えた声で、 『これから死のうと思ってるの いままでありがとう…』 その一言をのこし、 低い機会音がずっとぼくの耳に残っていた。 思い当たるところに きみのすがたをさがしていた。 最後に辿り着いたのは 川に橋がかかっている場所だった。 きみは気づいて振り向くと、 頬には涙がつたっていた。 『ここからの景色がすきなの。 川がひかりできらきらしていたり、 春になると桜が川に流れてたり、 秋になると紅葉がたくさんみれるの。』 きみはここから季節の色を感じとるのが すきだった。 だからこの場所を 最後にしようと決めていたんだ。 『きみの声を聞いていたら、 最後に会っておかないとと思ったの』 悲しそうに微笑むきみをみて ぼくはひきとめられなかった。 それはたぶん きみのなかにある哀しさや、苦しさは ぼくには想像できないくらいつらいものだった ということを少し感じてしまったから。 ぼくはきみのあかるさを こころのよりどころにしていたのかもしれない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー p.s. 『自ら命を絶とうとしているこが 最後に選んだ場所は そのこがいちばん好きな場所だった。』 最期に選ぶ場所はどこだろう。 自ら最期を迎える人に対して ひきとめる言葉をかけられるのか、 ひきとめたあと、 その人の生きる楽しさを補償できるのか。 そんな気持ちを考えながら 台本を描いてみました。 🫧読み手の方の素敵な朗読楽しみにしています🫧 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #ピアノ #BGM #オリジナル #オリジナル台本 #切ない #悲しい #別れ #朗読 #声劇 #朗読 #声劇台本 #声劇台詞 #台本 #コラボ大歓迎 #コラボ待ってます #コラボ待ち #nana民と繋がりたい #nana民さんと繋がりたい #拍手返します #拡散希望 #声劇民と繋がりたい #なべこオリジナル #なべこぴあの