ハマルの贄と金の羊
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ハマルの贄と金の羊
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颯馬:───プリクソスを、生贄に捧げよ。
不作に怯える村人達は、神宮のお告げを疑うことなく、王の子であるプリクソスを血眼になりながら探した。
(01:28~01:15)
友也:「母よ、父よ、どうかお助け下さい。このままでは妹諸共、命を落としてしまいます。きっと、継母上(ははうえ)が私たちを陥れようとしているに違いありません。」
(01:15~01:00)
司:ネペレーは驚き、そして怒りに震えた。継母イーノーの計略であることを突き止めれば手が及ばぬよう、プリクソスとその妹ヘレを天空へと隠した。
「この子達をお護りください。」
(01:00~00:42)
友也:さらに遠ざけようと、空飛ぶ黄金の羊に2人を乗せた。暫くして離れていく地上を眺めてしまったヘレは高さに目が眩み落下してしまう。
(00:42~00:29)
颯馬:悲しみに暮れるプリクソスを慰めながら、羊はやがて異国の地に降り立ち、彼らはそこで生涯を終えることとなる。
(00:29~00:18)
友也:羊亡き後、プリクソスはその毛を一本の木に吊るした。今も空で黄金に輝きながら、人々の幸せを見守っているだろう。
(00:18~00:04)
遥かな星の下で/shimtone
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