よくある怪談噺
読み手:南條 愛人(cv:玲於) 台本:白花香 BGM:YUA様
よくある怪談噺
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桜木高校のお昼の放送時間。
4月。それはまた新しい季節が始まるそんな月。
おや?どうやら新たな1ページをひらくようです。
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台本
これは、数日前に俺が体験した怪談だ。
まず、桜には多くの逸話がある。
咲いてはあっという間に散ってしまうから、武士の<潔さ>だと言われた。
はたまた。
土深くに死んだ者たちが埋められており、桜がそれ等の血を吸い上げてピンク色に染め上げる…だとか。
あとは、サ…つまり稲の神様。
その神様が座る所…座(くら)として成り立ち、桜となった…という逸話や…。
あげるとキリがない、そんな桜。
なぜウンチクを語っているかと言うと…。
目の前に、学校の怪談でよく語られているオサクラ様が居たら、誰だって現実逃避したくもなる。
俺がそうだから、俺が生き証人!
え?違うか。
そう思考を、明後日の方向へ豪速球で投げ飛ばす。
手放す直前、オサクラ様が駆け寄ってきた気がした…。
ああ、俺はオサクラ様の糧となるのか。
END
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#南條愛人 #白花香 #僕らの夢物語の1ページは #桜木高校
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