【1人声劇】守護者〜もりびと〜
朗読:/BGM:にくきゅう&きょん/台本:Tsubasa Sato
【1人声劇】守護者〜もりびと〜
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クリーヴランド・インディアンズの実在する名物ファンを題材に書き下ろしてみました。
素敵な演奏をされているにくきゅう様、きょん様に拍手をお願いします。
クリーヴランドはオハイオ州ですが、アダムズさんの姿が、鉄道員(ぽっぽや)とダブったので、劇中で印象的に使われていたテネシーワルツをBGMに採用しました。
以下、台本
台本内容に沿っていればアドリブOK
一人称・語尾の変換などもご自由に!
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クリーヴランド・インディアンズといえば、野球ファンなら誰もが知る古豪球団だ。
インディアンズには「守護者(もりびと)」とも言うべき名物ファンがいる。
彼の名はジョン・アダムズ。彼はインディアンズが最後にワールドシリーズで優勝してから3年後の1951年に生まれた。
1973年から球場に足しげく通い、重さ7キロの太鼓を持ち込んでは叩くのが彼の応援スタイルだ。
このスタイルを続けて約半世紀の月日が流れた。
この間、インディアンズは長い間弱小球団として低迷を続けた。1990年代からは実力を取り戻してきたものの、ワールドシリーズ優勝には手が届かなかった。しかし球場にはほとんどきまって太鼓を叩く男の姿があった。
彼は純粋にインディアンズを愛していたのだ。
インディアンズも彼の姿に感謝を示した。彼の特等席である左中間席にプレートを設置、球団公認の特等席としてチケットも手配されている。
インディアンズというチーム名は、2021年で消滅し、2022年からは「ガーディアンズ(守護者)」に改称する。
アダムズが生まれてから、インディアンズとしてのワールドシリーズ優勝の夢は叶わなかった。
それでも今日も、球場の左中間席では守護者(もりびと)の太鼓の音が響いている。
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