【声劇】かたわれ時の矛盾【一人朗読用】

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おはようございます。 黎明よりも、かたわれ時の方が穏やかで温かな感じがしませんか？ あの時間の澄んだ少し冷たい空気は、黎明の方が合っているのかも知れませんけれど、私は、薄く白んだ、かたわれ時という言葉のほうがなんだかしっくりきます。 ↓↓↓以外台詞↓↓↓ かたわれ時の、ほの明るくなった空が好きだ。 全ての影を吸い込んだような暗い空と、僅（わず）かな光を反射してほんの少しでも色と形を誇示（こじ）しようとする木々や建物、そんな夜を反転させる、一番明るくて、一番物静かな、 影の濃い時間。 いつもは影を作る側の聳（そび）えるものたちが、姿勢をそのままに影そのものになる様（さま）が、私はとても好きだった。 こんなふうに、全てのものが反転してしまえたら。 地面と空だけが明るくて、人も木々も建物も全部暗くて。いい事が悪いことで、悪いことがいい事で。 そんなことをふっと考えて、今日も色を取り戻した木々や建物を見て、やめる。 どうせそうなったら、私は生きていけないだろう。 常識が反転したって、私が好かれることは無い。 ――私は、正しいが故に、いい事をしているが故に、悪いと言われるのだから。 今正しいことが悪いことになってしまったら、結局、私は悪いことをしているとして、淘汰（とうた）されるだろう。 この矛盾が、私の心を翳（かげ）らせる。 それは、心が影を作っているのか、それとも心が影そのものに染まっているのか。 ほの明るい正しさの中でぼんやりとしている私の心も、こうやって日が昇れば少しは色や形を誇示できるだろうか。 ――そんなことを耽（ふけ）っていると、ほら、朝がきた。 太陽のお目覚め。 私は今日も、こんなひと時を美しいと思う心を、正しいのだと笑って生きる。 やあ――おはよう。 #nana民と繋がりたい #nana民さんと繋がりたい #声劇 #声劇台本 #台本 #台詞台本 #演者様大募集 #演者募台詞 #台詞と台本練習中 #朗読台本 #朗読用台本 #朗読者募集 #一人用台本 #一人朗読 #一人声劇 #コラボ大歓迎 #朗読 #朗読台本 #朗読者募集 #滑舌練習 #BGM #葛藤 #疲労感 #切ない #暗い