花に雨を、君に歌を
THE BINARY / ユリイ・カノン
花に雨を、君に歌を
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夜明けに眠る日々はいつからだろう
窓の向こう 深い雨の音と混ざるリズム
傷も過ちも死も夢も今も
この醜い人生も娯楽、と詩にしたんだ
五線譜の上に落とした日々も
書き留めた言葉すらも棄てたんだよ
だけど違う
こんな景色[せかい]はまるで
色のない世界だ
ほら花に雨を そして君に歌を
どうか このまま命が終わるまで
何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って
それで何かが変わる気がしたんだ
音楽で世界を救うなんて無理だけど
夢に、愛に、神様になにが救える?
いつだって歌を灯せばそこに僕がいる
そうだった ただそれだけで
僕は救われていたんだ
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