声劇【エレクトロ-麻-】
朗読:雨月 様、伴奏:original@Free truck様、台本:ヒロ志 #🍚❤️🔥
声劇【エレクトロ-麻-】
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*【war time riddim】joker original@Free truck様より曲をお借りしました。ありがとうございましたm(_ _)m
*雨月さんに今回も素敵な声で読んでいただきました!ありがとうございました!!キリッとした雰囲気から、ふんわりかわいさもあり…魅力的な朗読を是非ご試聴下さい……m(_ _)m
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「またまた、非科学的なことを……」
私の名は、六曜 麻。
たまたま火付け役に便乗し、始めた占いで一躍有名になり、本気で精力的に活動している。
なので、こうした営業妨害な客になりすまして来た輩は、こてんぱんにしたいのだが……
そんな力量があるわけでなく…。
「私はあくまで、貴方の道を示すものであり、予知や災いをもたらすものではなく…」
私の目の前にあるビーズのカーテンを横に撫で
「それはともかく、凶兆に関することは、我々取り締まっておりますので(云々)」
『チッ……、店を畳めと言うのか?やはり、営業妨害め……。』
貴方の方が立ち退いてほしいですが?と思い
「お客さん、先ほどもお伝えしましたが、南十字星の方角へお進みなさい(出てけ。)」
客は去り際に手元にあったものを見つけ
「……。そうか。まぁ、また来店する。その際まだ…お?このゴマを振りかけた揚げバナナ、1つ頂いて行くよ」
「…どぞ。」勿論、素っ気なく対応。
テントの裾を捲り、黄昏時を知る
「はて…?このゴマ菓子、さては、店主。私に誤魔化しているのでは?」
振り返り、開いている背後から生温い風が吹いた。
〈完〉
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