その群青が愛しかったようだった
n-buna
その群青が愛しかったようだった
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悲しいことがある度に気づいていた
間違っていたのは僕の自尊心だ
風切った体が嫌に疼いていた
遠くをいく君が待っている気がした
銃身を突きつけられたみたいに焦るままで生きている
死んでいたのは奴らの夢だ間違ってない
間違ってないはずだ
あぁ、この胸がつかえるのも
行ってもう行ってしまえたら
君のままだ多分僕のままだ
反った対岸の向こう側 君の影が見えた気がして
その群青が愛しかったようだった
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