【声劇】吠え面かくなよ

読み手: 台本:エグゼクティブソーダ

1人でも2人でも ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「子供の時は死ぬのが怖かった」 今でも怖いだろ？ 「いつ死ぬんだろうってビクビクしてた」 何が変わったって言うのさ 「…もう、怖くないよ 怖がる暇もないからさ」 ほんとにそう？ 隠すのが上手くなっただけでしょ？ 「仮にそうだとして、 だからどうだって言うんだ」 君は臆病者だ 逃げることなんてできやしない 「人はいつか死ぬよ …そんな不毛な恐れは抱かない」 大人ぶるつもり？ 食、金、色…欲を知って 誤魔化し方を覚えただけのくせに 「過去の僕… 君もいつか覚えるよ それが、大人だから…」 そんな大人になりたかったわけじゃない 死なんて怖くないって そう言える大人になりたかった 「僕だって必死で頑張ったさ でも、僕は結局…特別なことなんてない… 何者にもなれない」 未来の僕… 僕は君のようにはならない 「君が僕を変えるのか？ 君も僕のくせに」 そうさ… いつか来るその時を 笑って迎えてやるんだ 「君に…できるのか…？ そんなことが…」 やってやるよ… だから少し待っててよ 未来の僕 「期待しないで待ってるよ 過去の僕」 あぁ、吠え面かくなよ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー #炭酸水の台本 #台本