【朗読台本】『flagile』
読み手:○○様/台本:真琴/歌・伴奏:かくん様
【朗読台本】『flagile』
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久々に台本書きました〜。
ぜひどなたでもご使用ください!
今回は、かくんさんオリジナルの素敵な曲をお借りしています。許可取得済み◎
ご利用の際は、かくんさんに拍手をお願いいたします ˆ ˆ
かくんさんのキャプや歌詞もぜひじっくり読んでみてくださいね〜。
▼お約束
・かくんさんへの拍手必須
(歌:https://nana-music.com/sounds/05f44860)
(伴奏:https://nana-music.com/sounds/05f44641)
・性転換、主語変換◎
・語尾書き換え、本筋が変わらない程度のアレンジ◎
・コラボの際のキャプ欄への転載のみ◎
・その他、自作発言等モラルに反する言動は御遠慮ください。
※お願い
・ご使用の際は、この台本へ拍手された場合に限り聞かせて頂きます。特に求めてないよって場合は不要です〜。(稀に通知を見逃してしまうので)
・ちなみに返信の早さにはムラがあります
▼以下台本(短いので少しゆっくり読むと良い感じです)
自転車を漕ぐ僕といつもの帰り道。
道の傍(かたわ)らで点滅する外灯を横目に駅を通り過ぎれば
踏切の音が聞こえてきた。
いつも通る錆びれたこの踏切は、普段はそれほど人が多くない。
帰る時間を除いては。
足止めされている間、ひとつだけ小さくため息を吐く。
耳に響く踏切の音とガヤガヤした雰囲気。
全ての音をかき消すように通り過ぎていく電車。
ふと見上げた瞑色(めいしょく)の夜空には
チカチカと儚く、星たちが瞬(またた)いていた。
そこに息を飲むほどの綺麗さはない、
けれど確かに僕の心を揺るがした。
気がつけばいつの間にか耳障りな踏切音が終わり
周りが一斉に動き出している。
僕は慌てて思い切りペダルを踏み込んだ。
そして、混み合う線路内を上手いこと抜け出すと
またゆっくりと漕ぎ始めた。
儚げな星と涼し気な夜風に夏の気配を感じながら。
fin.
▼台本内解釈
※駅
人々の営みの場。
※ガヤガヤとした雰囲気
生命力に溢れているさま。
※踏切音
危険を知らせる音。日常に埋もれた警告音。
※電車
人々を縛っている時間のひとつ。命を簡単に奪えるもの。
※瞑色(めいしょく)
夕方のほの暗い色のこと。
(ほの暗い:光が弱くて薄暗い)
※瞬く(またたく)
(灯火などが消えそうに明滅するさまから)なんとか生き長らえている。
※夏の気配
生命活動が最も活発な時期。
命の多さに鬱陶しさを感じながらも、日常の中に垣間見えた儚さに心打たれる。
人というのは、そういう自分勝手で愛おしい存在なのだ。
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コメント
2件
- 真琴/低浮上気味
- YUZUMI 🐱Live決定!4月27日美しい歌声で、素敵でした!