馬と鹿に謝って
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馬と鹿に謝って
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#馬と鹿に謝って #Δ
幼い頃から感じてた この両眼への圧迫感
眼鏡を買って貰って色づいた世界は綺麗以上に怖かった
あの木の緑は小さい葉っぱの寄せ集めだと知った
それくらいで良かったはずなのに勝手に流れ込んで来んだ
体が大きくなるにつれ 抱いてた恐怖は嫌悪感に変わって
綺麗なもの探してここまで歩いてきた、けど
自分が自分である以上 この気持ちの悪さは拭えないんだ
きっと 簡単なことだった
どこまで行ったって僕らはただの動物の群れだ
解った振りして自分だけは違うって思ってる僕は馬や鹿だ
どうせ抗えないまま 死なないために息をまた
吸って吐いて老いて死んでくんだ
くだらないこの幼稚な抵抗も塵になって
メーデー
間違ってるって言うんだろう
ああ、パパ、ママ
許してよなんて言わないよ
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