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まや
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①
🌙「(人の心の奥底には、心から叶えたい願いが眠っているんだって。
でも私は、持っていたはずの願いをいつの間にか失くしてしまったみたいで。
夢で呼びかけてくる声が虚しく拡がるだけで、何も思い出せない。)」
⭐「…ちゃん、…つきちゃん、」
🍀「詩月ちゃーん!」
🌙「ひゃっ!?お、おはようみよちゃん!」
🍀「おはよ。早く行かないと遅刻しちゃうよ〜」
🌙「あっ…!ご、ごめん!!」
❄️「朝日奈さん…またギリギリですか。」
🌙「え、へへ〜…すみません…。早くには寝てるんですねどね…」
❄️「それもう何回も聞きましたし、寝坊の言い訳にはなりません。」
🍀「も〜。冷たいなぁ疏雪ちゃんは〜」
🌙「(楽しくて、幸せで、大切で。
でも毎日、どこか空っぽな“今日”を繰り返している。
いつからか何かが欠けている世界になっちゃったけれど、それに向き合うのが辛いから、ずっとみんな見て見ぬふりをしているんだ。
きっと、私も。)」
🌙「みよちゃんがいないと毎日起きられそうにないなぁ…」
🍀「ふふっ…でも仕方ないよ。昔みたいに、太陽が登って朝が来る訳じゃないんだし。」
🌙「…朝、かぁ」
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