『声劇台本』深世界

貴方

憂鬱な朝 僕らしさはゆっくりと消えて 今日という日は浪費される ...................................................... 雪が降る季節がやってきて、 ｢今日も寒いね｣なんて頬を独り言と寒さで赤らめて、 銀色世界を眺めている。 無人駅のホームには誰もいない、 嫋やかな風が冷たい空気を流して込んで、 鋭利な刃物みたいに僕の肌を切り刻んでいく。 僕は希望を背負うので精一杯だった あの日捨てた神さまは 希望の在り方を説いて笑っていた 優しい日を夢見た今日は、 明日には終わって記憶に沈んだ。 限りなく現実に近い過去を浚って、 忘れた愛を追いかけた。 小さな雪が降ってきた。 不安で漏れた息は白かった。 両手で祈るように握った手はひんやりしてる。 僕は目を瞑った。 次の季節が来ますようにと、 春の暖かな抱擁で救ってくれると信じて、 深く深く息を吐いた。 ────アドリブ＆性別変更大歓迎──── 新世界も深世界もどこにだってあるんです。 ただ過ぎていく時間の中で日常となってしまうだけで 一気に細々した作業を終わらせましょうかね 可及的速やかに 前の台本⤵︎ ⤵︎ https://nana-music.com/sounds/05cfc8d2 次の台本⤵︎ ⤵︎ https://nana-music.com/sounds/05dac370 #nana民と繋がりたい #コラボ募集 #朗読者募集 #オリジナル #拍手返します #朗読 #台本 #自己満 #無力な僕 #Riro_Bgm