宅配弁当【声劇台本】男性1人、女性1人
あのかの
宅配弁当【声劇台本】男性1人、女性1人
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元嫁募集中です!
以下台詞
コトリ…
玄関の方でいつもの音がした。早朝5時頃に便所にいって二度寝、このせいで冬のQOLはだだ下がりだ。おかげで朝寝坊はしないのだが。
重い腰をあげ、鍵を…締め忘れたか。
♥「ちゃんと寝るときは鍵!」
いつも言ってたな…
玄関前の宅配弁当を拾いダイニングテーブルにつく。寒い。
「ファンヒーターにタイマーかけとけばいいだろ?」
昔の俺の台詞が頭にこだまする。
冷めた弁当をレンジにかけることすら面倒だ。
たまには外食も、とは思うが、そもそも食事に気を使う必要もなくなった。
仕事も辞め時かと思ったが、まだまだ死ぬまで暮らすには貯金がたりない…
♥「あなたは合理的すぎなの。」
確かにそう思うフシはあった。
多分合理的って言いたいんじゃない事もわかってはいた。
めんどくさいんだ。
♥「少しは他人に気を使ったら?」
そう、めんどくさいんだ。
あれ?今日月曜日か。まずい。
ゴミ箱を広げて分別をする。めんどくさいが、仕方がない。ゴミをおいていかれたらたまらない。
いっそ俺も回収してくれよ…
そう思う事もある。
まだ腹は減る。眠い。働きたくはない。なにかしたいこと?なんだったかな…
それでも、休みは終わったしゴミは出さなきゃだ。
働いて働いて、金を貯めて。
夢は…それからだ。
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