【1人声劇】 傲慢
ピアノ:rito様 台本min cast:
【1人声劇】 傲慢
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ナナ
第二章 日々
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美術部に入部して3年目の春を迎えた。
相変わらず私は絵を描いている。
どんなに嫌で、辛いことがあっても『紙』さえあれば、私はなんだってできる。
自由になれる。
まっさらな、新しい白い一面。
そばにあるパレットには、青、白、黄色の絵具。
アイデアがパッと浮かばない時、私は遊ぶ。
絵を描いて遊ぶ。
筆を手にとり、絵具に水を含ませ、淡く、淡くしていく。
青。
何度も重ねれば、夜の空。
白。
青色の上にそのままのせる。白は強いからどんな色でも友達になれて、すぐに馴染んでくれる。
黄色。
水を含ませず、色を混ぜない。筆の先に付けた絵具そのものを、その上に、少し遠慮がちに、てん、てん、と付けていく。
星になる。
何も考えてなかった真っ白な一面。
私はその上に星空を生んだ。
私にしか作れない星空。
心なしか嬉しそうに高鳴る鼓動を胸に、私はその星空の中にしばらく浸っていた。
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1作品目 気まぐれの星空 作・ナナ
大学受験1週間前。私は何をやってるんだか…w
そろそろいろんな人にころされますね…w
今日も一ミリも勉強していません。
ritoさん、素敵なピアノの音色をありがとうございました!やはり、ritoさんの弾く音色は音が透き通って聞こえて、とても綺麗です…!
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