【二人用台本】苺のマフィン【声劇】
1.響 2.コラボ者様 台本:!n k.様
【二人用台本】苺のマフィン【声劇】
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#BGM #声劇台本 #二人用台本 #声劇 #ふたり声劇 #2人声劇 #掛け合い #いんくのだいほん
大佐の帰還を…ずっと、待ちます…。
↓台本詳細
1.「4月31日、11時58分。
こちら情報第1班、聞こえますか?」
2.「聞こえるよ」
1.「元気ですか?」
2.「なんだその質問」
1.「たまにはいいじゃないですか。
無駄話です。お元気ですか?」
2.「あぁ、お陰様で」
1.「そうですか。良かった。
あ、マフィン。支援物資で届きました。」
2.「おぉ」
1.「3ヶ月ぶりですね。今度は一緒に食べましょう」
2.「いいよ恥ずかしい」
1.「嫌です。食べます」
2.「断る。」
1.「(小さく笑い、腹を決める1.)
情報第1班から大佐へ。
大佐を残し我が軍は全滅。我々は負けました。
軍事基地への帰還を命じます。」
2.「…」
1.「確かマフィン、苺とチョコレートが
ありました。どっちにしますか?」
2.「…」
1.「私苺のマフィンが良いです。」
2.「…」
1.「大佐?」
2.「俺も苺がいいな。」
1.「え?」
2.「マフィン。1個ずつしか無いのか?」
1.「大佐。今の状況下で勝てるはずがありません。
死んだら終わりです。全部過去の話にされます。
大佐の死が、美化されます。
カッコ悪くて良いです。必ず帰ってきて下さい。」
2.「大丈夫だよ。
ちょっとあいつらに石投げてくるだけだ。」
1.「大佐」
2.「いいじゃないか
泥まみれで死んでいった兵士より、
格好よく死んだ兵士として語り継がれる方が
よっぽどマシだ。」
1.「そんな事誰も望んでいません。」
2.「望まれてなくても、やんなきゃいけないんだよ。
マフィン、一緒に食べような。」
1.「…」
2.「大佐命令。
苺のマフィンは俺のだ。」
1.「……はい。取っておきます。」
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