【1人声劇】病室の花
演者様: 台本:綷 BGM:びすけっと様
【1人声劇】病室の花
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⚠️⚠️⚠️⚠️必読⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️⚠️
セリフのキャプションへのコピーはご遠慮ください。
台本を使用する際には、台本サウンドと音源主様に拍手とコメントを必ずお願いします。
一人称・語尾変更〇
世界観を崩すようなアレンジはご遠慮ください。
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よかったら下の方の設定も読んでくーださいっ
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「僕はもう、君を笑顔にできないんだ」
僕は彼女の頬に手を伸ばし、軽く撫でる。
今にも泣きそうな彼女の顔に、僕の胸は苦しくなる。
「そんな顔しないで、」
彼女は僕の手を握ったまま涙を流した。
真っ白で無機質な病室に、彼女の嗚咽が響く。
「そういえば、病院の庭に紫色のアスターが咲いてたんだ」
「知ってるかい?アスターの花言葉は、」
「…まぁ、調べてみてよ」
沈黙が続く。
「ごめんね、ほんとは君より先にいきたくなかったんだけど、」
彼女は消え入りそうな声で、しあわせだったよ、と呟いた。
「僕も、幸せだったよ。とっても。」
窓辺の花瓶には、千日紅が挿してある。
「ワスレナグサを、君に。」
「これを最後のわがままにするから、」
「また、来世で。」
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設定(仮)
花が好きな彼は、病室の窓から庭を眺めるのが好きでした。アスターは別名エゾギクと言って、紫のエゾギクの花言葉は「私の愛はあなたより深い」です。直接伝えることを躊躇ったわけは、自分がいなくなったあとに気がついてほしかったから。
窓辺の千日紅は彼女が持ってきた花です。千日紅の花言葉は「色褪せぬ愛」。彼女も彼のことが大好きでした。
そして彼が最後に口にしたワスレナグサ。ワスレナグサの花言葉は「私を忘れないで」。最後のわがままだと彼は言いますが、それはもう叶っていたんです。
「紫色のアスターが咲いてたんだ」
わかるかな、僕は君が思ってるよりもずっと君を愛していたんだ
「ワスレナグサを、君に。」
どうか、僕のことを忘れないでいて
「窓辺には、千日紅が」
たとえあなたがいなくなっても、私は変わらずあなたを愛し続けるよ
タイトルの「病室の花」。これは、アスターでも千日紅でもワスレナグサでもなく、彼女自身のことです
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花言葉いっぱい詰め込んだら変になっちゃった
まいいや、だれか読んでくれないかな
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