2020/11/14
「嘘をつくのは得意なんだ」
「でも、本音は少し苦手でさ」
「可笑しいね、いつだって」
「本当の咄が、一番嘘臭いんだよ」
ビバップな浮遊感
夜が次第に乱反射して ツービートで光って
たまには愚痴っちゃって良いかな
「ねえ、ちょっと話そうか。
馬鹿な自傷症性なんだけど、
もうなんか収まらない。
ネタ話だって体で一つどう?」
「じゃあ、ちょっと喋ろうか。僕の非凡でいて妙なとこ
平凡を装った僕がずっと悩んでいる事」
「十年は経ちそうなある日『怪物』の声がして
心臓を飲み込んだ『嘘をつき続けろ』ってさ」
「それ以来、僕は嘘つきで 騙せない人や物も無くなって
『怪物』に成り果てちゃってさ
…あぁ、ごめんね!泣かないで!
全部ホラばなしだよ?」
「オーマイダーティ!なんて醜態!」
僕は誤摩化す
なんて言ったってこの本心は不気味じゃない?
偽って、そっぽ向いて、嘘を重ねて
僕は今日もまた 徒然、嘲笑う
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