giga戯画witch
石切丸(cv.はこ) × にっかり青江(cv.うーたん)
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51.giga戯画witch
「最近よく出るらしいよ」
「おや、それは本当かい?」
「何が、とはまだ言っていないのだけれどねぇ」
にっかり青江は石切丸の部屋を訪ね、寛いでいる部屋の主人に声をかけた。
「まぁ、霊のことだけどね」
「この本丸内で霊が出るのかい?」
「そうみたいだね。なんでも、猟奇的な魔女、がいるらしいよ」
魔女
「魔女?外国の巫女に近い者だと聞いた事はあるけれど……」
「本来はそういう者のことを魔女と呼ぶ様だね。でも、黒呪術を用いる魔女もいるんだ。今回はそのタイプの魔女だよ」
「なるほど。呪術を成功させるために生贄を出したりするから猟奇的なんだね」
石切丸は突然の訪問者に茶を出す。
イタダキマス。
にっかり青江も出された茶を受け取り、静かに口に運んだ。
「ただ、直接手を下せるほど強力な霊ではない様で、被害は『目を抉られたりガラスの靴を履かされたりする悪夢を見る』だけ、と言ったところかな」
「被害者には何か共通点はあるのかな?」
悪い子 お仕置き 箒で お掃除
「確証はないね。ただ、被害者は夢の中で__」
こんばんは お坊ちゃん
「___という声を聞いて、それから___」
私の魔法で少し遊びましょうよ
「と言われて___」
杖を一振り
「___して呪いをかけるらしい」
「なるほどね」
石キり丸は一言呟キ、虚空ヲ見回シた。
にっカリ青エも視線を巡ラシ、ソシテ、目ヲアワセタ。
「今日の獲物は定まったのかな?」
「おや、僕を選んでくれるなんて光栄だね」
悪イ子 いラナい子 殺ギまショう?
刹那
"わタし"のイしキハキエタ
「やれやれ、災難だったね」
「僕に憑こうとするなんて、物好きだよねぇ。お茶も全部飲み干してるよ」
「悪霊を退けるとされたお茶だけれど、気に入ってもらえたのかな。湯呑みを3つ用意しておいてよかった」
「ふふ、今日からはみんな安眠できそうだ」
#おーるはろーずいぶ
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