夜顔の告白
sameyuzame
夜顔の告白
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ふさわしい 徒花(あだばな) 抱いた嫌いは逆しま
ただ曖昧なままの光に
合言葉 照らした 割れた鏡
止まれない ごっこ 窓を失くして
絶った匂いが満たした浴室の壁には
夕に 空に 中に 暗に 溶ける日常
吐いて 感染(うつ)した 藍色の感傷は
螺旋の随(まにま)に 誰彼も 創造の糧
嘘を試して 疑い 衝(つ)く罪には
狙いは不確か
これからも 聖女のままで
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