かおのえき

谷山浩子

月曜日の谷山曲です。 今宵は、言葉の迷宮へようこそ🎩 「かお」は顔です。 皆持ってる。当たり前にあるもの。 「えき」は駅です。 皆知ってる。毎日のように利用する人もいる。 「の」は助詞です。 皆使ってる。当たり前に毎日使ってる言葉。 これら全部“ある”ものを使って、 「かおのえき」をつくると、 “ない”ものができてしまう。 これが言葉の魔術✨ これは「0(ゼロ)」という 言葉でもうまれます。 “ない” ものを “ある” と証明する時、 「ない」を「ある」とは どういうことか… それは、「ふつう」という 言葉でもうまれます。 あなたの“ふつう” と わたしの“ふつう” は そっくりそのまま同じものでしょうか。 ならば、人の数だけあるふつうは、 ふつうと言えるのでしょうか… それでも、私たちに言葉がある限り 「ない」ものをうみだすことができます。 今、あなたの頭の中に 「かおのえき」があるなら いったいどこに、どんなふうな。 「かおのえき」などありえないと言うなら その言葉の存在はいったい… 一度うまれてしまった 「かおのえき」を 消すことは難しい。 たちまちあなたの頭の中で 勝手にありもしない形をつくり始める… でも、「ありもしない形」って…？ それはどんな？ ふつうどんな？ そして、そこに辿り着こうと すればするほど 外観はぼやけ、入口は遠ざかる。 0に近づこうとして数を刻んでいくと どんどん遠ざかっていくように。 ふつうを突き詰めていくと 常識が霧散していくように。 それでも私たちには言葉がある。 「ある」もので「ない」ものを作ったり 「ない」ものを「ある」と夢見てみたり。 言葉の迷宮✨ 今宵はこのへんで。 迷い込んだあなたが、 「ふつう」の世界にちゃんと戻れますように… 。*゜+.*.。☆゜+..。*゜+。.゜☆.。*゜+.*.。. お聴きくださり、長いキャプションに お付き合いくださりありがとうございました💕 いつもながら諸々遅延中で申し訳ございません。 マイペースですが追いつきます😆💦 .。*゜+.*.。☆゜+..。*゜+。.゜☆.。*゜+.*.。. このうえなく素晴らしいピアノの演奏は にわとりのとさかさん🐔です🎹 たくさんの楽器で演奏しているような 多彩な響きにのみこまれました(*´˘`*)🎶 いつもありがとうございます❣️ 歌詞は自分の歌いたいところを コラージュしました🙇‍♀️ #うか谷山浩子