【朗読】夢幻
紡ぎ手:氷雨さん 語り手:たま兄
【朗読】夢幻
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どこか不思議な世界観で引き込まれる台本と巡り会えましたので、僭越ながら読ませていただきました。
貴方だったらどのように表現しますか?
↓ステキな台本はこちらから↓
おかしい。
見慣れた景色なのに、どこか違和感を感じる。
寝ぼけているのか、まだ夢の続きなのか。
痛い。
他人(ともだち)の視線が私を刺す。
目立つことをした覚えはないし、
悪いことをした覚えもない。
でも、なぜあんなにも冷ややかなのだろう?
苦しい。
この場所が私の首を絞め始めた。
誰かがしっかり両の手で
私の気道をキリキリと潰す。
姿も形もない物に恐怖を感じた。
次第に
手が、足が、顔が
痩せこけて腐り落ちていった。
目は窪んでいき、
ついには何も見えなくなった。
肺と舌は干からび、
喉は押し潰された。
そして
心臓は響きを悟られまいと、
音を隠した。
すべては作り話。
ある日の夢の話。
どうぞ泣いてやってください。
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コメント
1件
- たま兄さん、ありがとうございます!そうだったのですか!?面白そうだなと思って読んでいて気が付かなかったです…。