鳥に帰ろうとして
水の飛沫に見付けた僅かな地図
人間に帰ろうとして
「我等、氷の上、炎天下を知る。」
羽根を守ろうとして
駄目なボールと同じみたいに跳ねる
羽根を破ろうとして
血を流しては皆 炎天下を知る
オーライ!!
哀しくならない方法は
何処にあるのだろう
面倒でも舌を放り出せないのが
何時からの契約で
冷静になって声を殺すのなら
月に向け鳴いては如何?
もっとズルさを責め立てなくては
限られた選択に
氷上に酔って溺れる歌
一人 潜る方を恨んだ日
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