第十二場 幕臣取り立て②
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第十二場 幕臣取り立て②
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吉村貫一郎…宇嵐柊真
谷三十郎…悠乃まこと
土方歳三…咲音みりあ
近藤勇…羽音美愛
小川信太郎…綾りりや
斎藤一…遼乃すみれ
原田左之助…あんこ
永倉新八…瑞稀翔斗
沖田総司…白雪るうと
近藤周平…彩歌らん
池波六三郎…夢芽里らら
土方:
「近藤さん(振る)」
近藤:
「この度、われら新撰組、旗本に御取り立ての内達を承った」
一同:
「(おぉ!すごいな!等々お好きなことを)」
原田:
「(上記に被って大きめで)え、俺たちが幕臣に」
土方:
「(書類を見て)ええ、近藤さんは与頭格(くみがしらかく)で、俺は肝煎格、沖田ら組長は見廻組格だ」
(拍手、歓声 など喜ぶ)
吉村:
「あの〜う…近藤センセ?」
近藤:
「なんだ吉村?」
吉村:
「つかぬ事をお尋ね致しヤンスガ。お手当は、いかほど頂戴出来ますでしょうか?」
(場違いな質問に一同フリーズ)
近藤:
「(あきれて)吉村…ふふふ、ハハハ」
一同:
「(つられて笑う)」
土方:
「静まれ。ええ(書類を見て)、ああ吉村君は、諸士調役兼監察で、四十俵を賜る」
吉村:
「四十俵!」
土方:
「なんだ吉村、不服なのか?」
吉村:
「いいえ、近藤先生、土方先生、(地面に頭を擦り付けて)オありがとうごザイヤンス。オありがとうごザイヤンス。」
原田:
「(強く)吉村!」
吉村:
「はい…?」
原田:
「(優しく笑って)おもさげながんす」
一同:
「ハハハ」
近藤:
「吉村、たまには皆に付き合って、祇園か島原で羽根を伸ばしたらどうだ」
吉村:
「あ、いや、アシは…(困る)」
谷:
「近藤さん、吉村君にはメンコイ恋女房が盛岡にいなさる」
池波:
「いつものように鍵屋に行って」
永倉:
「全額、仕送り」
原田:
「(からかいながら)これは、これは、おもさげながんす」
一同(近藤、土方、斎藤以外):
「おもさげながんす。ハハハ」
吉村:
「(笑い声に重ねて)やめてくださいよ(困りながら)」
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