アンノウン・マザーグース / wowaka
エラ・ウェルシュ(cv.さとば)
アンノウン・マザーグース / wowaka
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#忘鏡創作
「エラは、伝えたかったのです。」
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こちらは、Twitter/LINEにて行われているサキ様主催の一次創作企画、【スチュアート一族の忘れ鏡】(Twitter▹@sakikikaku)に参加させて頂いている、
『傲慢』家従者 エラ・ウェルシュ(さとば)のサウンドです。🧡
伴奏:爆速おはぎ🐳様🌟
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あたしが愛を語るのなら その眼には如何、映像る?
詞は有り余るばかり 無垢の音が流れてく
あなたが愛に塗れるまで その色は幻だ
ひとりぼっち、音に呑まれれば 全世界共通の快楽さ
つまらない茫然に溺れる暮らし 誰もが彼をなぞる
繰り返す使い回しの歌に また耳を塞いだ
あなたが愛を語るのなら それを答とするの?
目をつぶったふりをしてるなら この曲で醒ましてくれ!
誰も知らぬ物語 思うばかり
壊れそうなくらいに 抱き締めて泣き踊った
見境無い感情論 許されるのならば
泣き出すことすらできないまま呑み込んでった
張り裂けてしまいそうな心があるってこと、
叫ばせて!
世界があたしを拒んでも今、愛の唄 歌わせてくれないかな
もう一回 誰も知らないその想い
この声に預けてみてもいいかな
あなたには僕が見えるか?
あなたには僕が見えるか?
ガラクタばかり 投げつけられてきたその背中
それでも好きと言えたなら
それでも好きを願えたら
ああ、あたしの全部に その意味はあると
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「すきです、と。」
モーリス様との生活は、彼女がいつのまにか失っていたものを取り戻させた。
喜び。痛み。それから、愛。
だから伝えたかった。
他でもない、あの日この手を取ってくれた、たくさんのものを与えてくれた彼に。
伝え方を知らない彼女は、随分遠回りをしてしまったけれど。
「あなたは決して、ひとりぼっちではないのです、と。」
(ずぅっと、あなたのお側に。)
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