【NPC・賽子クエスト】シークレットサービス
夜に駆ける
【NPC・賽子クエスト】シークレットサービス
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春風がだらけた温かさを運ぶ、気の緩んだ夜が訪れる。今日もまた、キリエの外れのあの酒場に焔が灯り出す…裏の世界が貴方を呼んでいるサインだ。臆せず貴方は酒場の門を潜る。
「いらっしゃーい…そろそろ慣れた?ニフとは違う世界の仕事…今回もよろしくね」
そういうと、酔蘭で作られた度数の高い蒸留酒をショットで差し出した。
「…酔っ払うとさ、頭がふわふわーってして世界が変わって見えるよねぇ、後から友達の話す様子が本当に自分?って驚いちゃうよね…って、無駄話は良いか…」
白けた顔を変えずに、キラキラと銀髪を揺らすアキネ。談話の最中も鋭く貴方を値踏みするように注意深く目線を送る。
「…安心して、仕事は酔っ払いの介抱じゃないから。1日、とある事情を抱えた私の顧客を護衛して欲しいの。それでもし…」
薄暗い店内、炎のランプに照らされたアキネの表情は少し曇る…
「もし、貴方に余力があるなら…依頼者の心にも寄り添ってあげて欲しい。でも、簡単な事ではないし、完全にこちらの仕事の範囲を超えたお節介…やらなくてもいいよ。それは君自身が決めてくれればいい」
そういうと、静かに目を閉じた。沈黙の中、蒸留酒を飲み干す。
「これが依頼者のデータと地図…さ、分かったかな?いい報告待ってるから…」
貴方を出口まで送り、出てく寸前で、ランプの炎をアキネはふっとかき消した。
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ある方の護衛をして下さい。
尚、このクエストは賽子クエストとして受注する事が可能です。賽子クエストとして受注する場合はアンサー時に要請する事。
成功した場合柘榴石は2つ払われ、失敗した場合報酬は払われない。
(NPCクエストとして受けた場合、達成時に柘榴石は1つ払われる)
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