なくしもの電鉄

車掌() 少女()

「あなたが物を見つけることが出来たのは彼のおかげなのかもしれません。」 ―台詞― 車掌「そちらに渡っても電車は来ませんよ」 少女「！？」 車掌「戻るんですよね？ならこちらのホームで待ってて。あと6分で到着するから」 少女「え…あの」 車掌「あなた、来てしまったんでしょ？」 少女「来てしまったって…ここはどこ？」 車掌「大丈夫。あなたが怯えるようなところじゃない。」 少女「私、不安でたまらないんです。ちゃんとかえれるかどうか」 車掌「落ち着いて。ちゃんとかえしてあげますから。それでも不安ならこれを」 少女「これは？」 車掌「飴です。あなたが元気になるよう呪い(まじない)をかけました。」 少女「私が来ることを知ってたの？」 車掌「さぁ？」 少女「さぁ？って…あなた意地悪なのね」 車掌「そろそろ電車がくる。ほら、白線の内側に下がって」 少女「あの」 車掌「ん？」 少女「ありがとう」 車掌「気をつけてお帰り」 少女「うん。いってきます」 車掌「さぁ。あるべき場所に返してあげましょう」 (間) 車掌「…あなたのなくしたものは見つかりましたか？」 ―あらすじー 女の子が無くしてしまった人形(少女)の話。 人形は帰るために電車に乗らなければならない。 車掌は無くし物を見つけるきっかけを作ってくれるのが仕事。 見つかった人形には飴がひっついていたそうな。 車掌…彷徨う無くし物を持ち主に返してあげる仕事をしてる。少しお茶目な性格。 いちごの飴が好き。 少女…女の子(持ち主)がなくしてしまった人形。なぜ体が動くのかここはどこなのか。 不安でいっぱい。女の子(持ち主)が好き。 ーお借りしたものー びすけっとさん「星空/オリジナルBGM」 びすけっとさんの伴奏に拍手、コメントお願いします。 #BGM #オリジナルBGM #ピアノ #DTM #神秘的 #温かい #BISオリジナル #声劇台本 #森水千尋の台本