アンバースデイ
上映者(ユリンゴ)×客(ゆりんご)
アンバースデイ
- 13
- 6
- 0
#声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #湯たんぽのピアノ #エマの台本 #拍手返します #聞きに行きます
三部作の1番最初なのかな?
それを最後に読むのもちょっと乙でしょ?と思うのだけどどーでしょ?
この子にはこういう物語があったんだね·····
しんど。
コラボ用もあげときますのでよければ。
『光が差せば。』
書きたかったのか分からないものを書きました。
後日消えるかも知れません。
─────
◎上映者 … 映画館のスタッフ。
△客 … 映画を見る人。
─────
◎「1998年、12月。小さな命が生まれた。」
△「すごく大きな声で泣いてる。元気だなあ、すごい。」
◎「2000年、3月。初めて言葉を紡いだ。」
△「……まま?やっぱり、1番最初に覚える言葉ってそれなんだ。」
◎「2005年、4月。少し大きくなった。」
△「ランドセル大きいなあ。水色って珍しい」
◎「2008年、2月。夢を見つけた。」
△「イラスト?下手なのにいっぱい書いてる。でも、楽しそう」
◎「2009年、10月。仲間はずれにされた。」
△「あーあ、好きな事ばっかするから…合わせなきゃ嫌われるの、気付けばいいのに」
◎「2012年、9月。いじめにあった。」
△「ほら、こうなった。どうする…」
◎「2015年、2月。大切な人ができた。」
△「お!良かったじゃん。これでやっと」
◎(前の台詞に重ね気味に)
「2018年、6月。大切な人を失った。」
△「……」
◎「2018年、8月。空を飛んだ。」
△「……馬鹿みたい。」
◎「これが君の人生だった。」
△「そっか。結構、つまらなかったね」
──────────────────
走馬灯はレコードのように。
ここは人の人生を、映して流す映画館。
死神なんか今時いません。
ここは見届けられる場所。
命日は、アンバースデイは。
ここで思い出をなぞって行かれませんか。
* * *
コメント
まだコメントがありません