和風声劇「御子之皇子㉕」
☆御子之皇子(コラボ様)○紅(朧月姫)
和風声劇「御子之皇子㉕」
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--------遥か昔…1人の神と1人の天女のお話--------
☆御子之皇子(ミコノオウジ) 余りにも強い力を持っていた為に、神々ですら扱いに困り封印された神。
○紅(クレナイ) 四神の天女の1人朱雀の力を持つ天女
翡翠を赤子の頃から我が子の様に育てて来た。
翡翠の母、玉妃の親友だった。
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☆御子之皇子「紅…来ていたのか?」
○紅「ああ…新年の挨拶だけ済ますつもりでいたが…まさか祝言と重なっていたとはわな」
☆御子之皇子「来たなら翡翠と会って行けばいい。そちに会えると喜ぶであろう?」
○紅「いや、こなたが翡翠と会うのは…そなたらにお子が出来た時だ」
☆御子之皇子「紅…気が早いな…」
○紅「ふ…そう遠い未来ではなかろう?」
☆御子之皇子「まぁそうであろうな…紅…此度の事…感謝する」
○紅「こなたは何もしていない。定めを変えたいと願ったのはお前だからな」
☆御子之皇子「だからこそ、そちには感謝している。翡翠と我のお子を差し出さなくて済んだのだから…」
○紅「本当に変わったな…そなた…」
☆御子之皇子「我には似合わないか?」
○紅「いや違う…そなたが変われたのは翡翠のお陰…翡翠でなければいけなかったのだ…」
☆御子之皇子「そうだな…翡翠でなければ我はずっと…孤独だったであろうな」
○紅「全ては必然…そなたが翡翠が出逢うのも、そなたが愛を知るのもな。」
☆御子之皇子「あぁ…本当に感謝している。翡翠を産んでくれた玉妃(ギョクヒ)にも、翡翠を育ててくれたそちにもな…」
○紅「ふ…泣かせない様にな?では失礼する…達者で暮らせ?」
☆御子之皇子「無論だ…ありがとう紅…」
☆御子之皇子(生まれてからずっと1人で生きてきた。孤独を感じた事は無かったが…翡翠…もうそちの居ない人生は…ふふ…我は考えられない)
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