星狩の白夜 '始まり'
darkn
星狩の白夜 '始まり'
- 36
- 6
- 0
僕は白夜にしか輝かないという
とある星を探しに来た
その星の輝きを受けた遺灰は
人の姿を取り戻し
喪った者との束の間の再会を
可能にするという
ひと時でもいい
彼女が伝えたかったことを
僕が伝えたかったことを
今度こそ
想いを重ねるために
僕は身を切る寒さの中
ただひたすら
歩を進めた
コメント
まだコメントがありません