柔らかな球体でキャッチボールをしよう この白い白い公園の隅で
昨日歩いていたら穴をみつけた 中は見ないことにした
嘘が成長して 一メートルを超えたころには
庭に咲いた偽善の花は もう枯れていた
死んでいく生き物の 墓場のように それが見えたからだと、今思う
両眼を開けて 爽やかな空間に 傷をつけないように 壊さないようにして
セピアの映像に色を与えよう その色も もうすぐなくなるだろうけど
セピアの映像に色を与えよう その色も もうすぐなくなるだろうけど
青が群がって空を作ったころには 地上の重力がだんだん重くなって
死にたい一人の人間は、昔々重力から逃げて
太陽になった
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