【和風声劇】神の社に棲まうもの
妖(栞)、少年()、台本(結衣)
【和風声劇】神の社に棲まうもの
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" お前が私と……似ているからだ。"
妖と死にたがりの少年のお話。
久しぶりの和風声劇、フリーコラボになります🌸
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コラボして下さった皆様に心からの感謝を込めて。
>> alcohoさん
https://nana-music.com/sounds/05057563
>> 和月さん
https://nana-music.com/sounds/050ee931
>> たろさん
https://nana-music.com/sounds/051e2f1c
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刺々しい言葉を向け
彼を突き放す様に振る舞ったかと思えば、
手を差し伸べて心に寄り添う妖を
しっとりとした雰囲気で演じてみました!
🌼栞 コラボ用声劇作品まとめ🌼
>> https://nana-music.com/playlists/2936461
❁ 拍手、コメント、フォローは今後の励みになります。
皆様の90秒を私の作品に投じて下さり、
ありがとうございました!
※ コラボの際は、一言お声がけ頂けると嬉しいです🌸
以下、舞姫さんが作って下さった台本とあらすじです!
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【story】(※ここは台本ではありません)
静かで真っ暗な山の奥深くに、ただ一つだけ佇む小さな神社。
すべてを失くし、人生を諦めた少年は、何も考えず歩き続けた末に、そこに辿り着いた。
あまりに古びた、さもすれば崩れてしまいそうな長い石階段を登り、錆びてくすんだ赤い鳥居をくぐる。
「……人間か?」
凛とした、声。
反射的に視線を上げた先……本殿と鳥居との僅かなスペースを埋めた、苔むした石畳の中央に。
神社そのものと同じように、美しい妖が一人、佇んでいた────
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【セリフ】
妖「……人間か?」
少年「…さぁ、どうだろうね」
妖「ヒトの匂いがする、お前は人間だ」
少年「分かっているなら、どうして訊いたの」
妖「お前が……ヒトとして生きることを、捨てているように見えたからだ」
少年「……鋭いね、流石妖怪だ。僕にはもう、
生きる理由がない」
妖「ならば、私が殺してやろうか」
少年「いいよ。どうやって殺すの?」
妖「そこの木に磔(はりつけ)にして、末端から切り刻む」
少年「へぇ…僕には丁度いい死に方だ」
妖「……ただの脅しだ。…お前は何故そこまで死にたがる?」
少年「家族と友を、殺したからだよ」
妖「……なるほど確かに、人間一人で背負える業(ごう)ではないな」
少年「うん、だから」
妖「此処に住め」
少年「…え」
妖「雑用を全て任せる。代わりに、私もその業を背負ってやる」
少年「……優しい妖(あやかし)もいたものだね」
妖「はっ、どうだかな……お前が、私に似ているからだ」
少年「へえ……ねぇ、名前は?」
妖「籃(らん)、だ」
少年「僕は柊(ひいらぎ)。……ありがとう、籃」
妖「……ああ。よろしくな、柊」
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コメント
3件
- 蝶世しおりさん やったぁー!!早速遊びに行きますね!✨
- 蝶世しおりさん コラボ有難うございます🙌🏻 早速聴きに行きますね〜!!
- 蝶世しおりさん わぁい初コラボ〜! alcohoさんが少年だと仰れば間違いなく少年です!笑 今から出動しますね💨