【声劇/朗読台本】相反する心と身体
曲:中村中「友達の詩」 奏者・歌い手:yua 演者:●●●
【声劇/朗読台本】相反する心と身体
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★100再生ありがとうございます★
⚠️素敵な音楽があっての台本です。
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〜心の性と身体の性
心を身体に合わせようとすると違和感が生まれ
周りの視線が気になり
身体を心に合わせようとすると違和感の代わりに
周りからは好奇の目で見られ
相反する心と身体で苦悩し
いつかは隣に並んで歩く人と笑って話せたら
それはきっと何者にも変えがたい幸せなことだと思う〜
*大まかなタイミングとして歌詞を書いていますが、目安程度に捉えて頂き、yuaさんの素敵な歌声と伴奏に耳を傾けながらお読み頂ければと思います。
男性でも女性でも演じやすい文にしたつもりですが、読みにくい箇所があればどうぞ読みやすく変えてください。
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僕の台本を初めてご利用の方へ
【https://nana-music.com/sounds/047889f4/】
ご利用前に一読頂けると幸いです。
自分の存在は異質なのだと思ってた
(触れるまでもなく〜)
幼い頃は性(せい)なんて意識はなくて
好きなものは好き
嫌いなものは嫌い
だけど
歳をとるごとに違和感が増していく
好き嫌いだけじゃわけられなかった
男なのに女で
女なのに男で
言いようのない苦しさが増していく
自分を隠すことばかり上手くなっていく
(胸の痛み〜)
なぜ自分だけこんな風なのだろうか
なぜ自分は普通に生まれなかったのか
死ぬ気なんてないのに
自分の意思と違う身体を傷つけて
けれど
その痛みは間違いなく自分の身体なのだと
嫌という程、感じられた
身体の痛みより心が痛かった
異性を好きになっても
同性を好きになっても
好奇の目は付きまとうばかり
(手を繋ぐ〜)
自分に普通の恋愛が出来ないならば
好きな人とは友達として
ずっとそばに居られれば
それで満足だと自分に言い聞かせた
自分の心に嘘をつきながら、、、
だけど本当は
いつかありのままの自分を
受け入れてくれる人を
普通の恋愛が出来る日を待ちわびているんだ
それまではせめて
大切な人の、大切な友達でありたい
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今回、yuaさんの投稿で初めて「中村中」さんという方を知りました。
歌詞もグッときますが、yuaさんの艶やかな歌声がより一層、歌詞を心に響かせますよね。
解離性同一性障害(以下DID)の異性人格(女性の体に男性の人格など)と性同一性障害(以下GID)の方は同一視されがちですが、GIDの方の苦しみは僕などと比べものにならないものだと思います。
「身体が自分のものなのか否か」そもそもそこから違うのですから。
DIDは借り物の身体ですから、僕の場合は面倒だなどと思いこそすれ中に戻ってしまえは気にならないのです。
けれど、GIDの方は寝ても覚めてもその違和感が付きまとう。
相当な精神的苦痛になるのではと思います。
似ているけど違う、違うけど似ている。
そういう似通ったところもあるので感銘を受けました。
本当に極たまにGIDやDIDの人は打たれ強いと思っている方がいるのですが
(これくらい言っても傷つかないだろう的なのとか)
身体と心の性は違えど、同じ感情のある生き物です。
誰もが嫌だと思うことは嫌だし、恋愛感情だってあって
喜怒哀楽もあるので心が傷つくこともあるんです。
Twitterをご存知の方はお分かりかと思いますが、女人格Rの彼はGIDなので色々話を聞く機会もあります。
そんなこんなで、今回このような台本を書かせて頂きました。
台本と言えるかどうかは微妙ですが、、
ただ、世の中にはこんな思いを抱えて生きているGIDやDIDがいるのだと台本を通じて心の隅に置いて頂けたら幸いです。
あとがきが長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
アレンジやアドリブはご自由にどうぞ。
#中村中 #友達の詩 #yua #DID #GID #心
#性同一性障害 #解離性同一性障害 #多重人格
#台本屋SORA
【台本No.121】
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