【声劇台本】忘れたくなかった
声劇:(快斗)×台本:小山一家@@@
【声劇台本】忘れたくなかった
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んんんんんん難しい!!
すみません。台本少し変えました。
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「もう、いい加減に泣き止みなよ」
「そろそろ前に進みなよ」
世の中の無関係な人々は、口を揃えてそう言った。早1ヶ月。毎日を泣いて過ごしている私を知ると、呆れたような口調でそう言った。
……完璧でありたいと願う。
それは、性格でもないし、外見でもない。
それは、最愛なる人との、記憶。
完璧に覚えていたいと願う。私は、彼が永久(とわ)に眠ってから1ヶ月の間ずっと、そう願い続けていた。
最愛の人が生きている、というのは楽だ。意識しなくても触れられて、意識しなくても、思い出ができていく。
――泣くのをやめたら人は忘れてしまう。でも、だから。そうやって頑張っているのに、これほど頑張っているのに、どうして。
どうして私は
彼の声も、体温も、匂いも
分からなくなってしまったんだろう。
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【設定】
どれだけ愛していた人でも、どれだけ長く一緒にいた家族でも、人はその声も、体温も、匂いも。ふと気づけば忘れていきます。
それを恐れた「私」が、ただひたすらに泣いて、泣いて、泣き続けて。それなのにはっきりと思い出せない彼の記憶に、言葉では言い表せない感情を抱く話です。
抱いた感情は一体、悔しいか、情けないか、悲しいか、寂しいか、辛いか、怒りか……絶望か、諦めか、はたまたそれら全ての感情か。
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