声劇台本「特別な人に」
(your name)
声劇台本「特別な人に」
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ーーありふれた、特別な日々が始まる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「私、好きな人がいるんだ」
君の前で、そんなことを言ってみた。
興味本位だった。
どんな反応をしてくれるのか。
応援してくれるのか、それとも、嫉妬してくれたりするのか。
『僕も好きな人がいるんだ』
と君は笑った。
『お互い頑張ろうね』
なんて。
そんな言葉が聞きたいんじゃなかった。
ほんの少しでも、意識して欲しかった。
たくさんの中のひとりじゃなくて、
私は、君の特別になりたかったんだ。
だけど。
それはもう叶わないのだろう。
「好きな人、どんな子なの?」
半ばヤケになって、たずねる。
きっぱりと諦められた方が、いっそ楽かもしれない。
『誰かに恋してる、近くて遠い女の子かな』
そんなことを告げられ、手を握られて。
……しばらく沈黙が流れて。
心臓の鼓動がうるさいことに気付き
ようやく我に帰った私は、手を握り返す。
「私もね、誰かに恋してる、近くて遠い男の子が好きなんだ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いい加減、明るい台本が書きたい。
どうも、夕月です。
踏み込むのが怖い。
だけど、もう少し親密になりたい。
そんな気持ちを台本にしてみました。
創作の世界でくらい、
幸せなものであってほしいものです。
『』のセリフは他の方に読んでもらう、というのも良いかもしれません。
#声劇 #夕月の台本
コメント
3件
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊ありがとうございました✨
- ナナシお借り致しました。
- 裕亜ゅぁお借りしましたm(*_ _)m